『
ドンキーコング トロピカルフリーズ』は、
任天堂が
2014年2月に発売した
Wii U用の
アクションゲームです。このゲームは、開発を手がけたのは
任天堂の子会社である
テキサス州の
レトロスタジオです。前作『
ドンキーコング リターンズ』から約4年のブランクを経てリリースされた本作は、シリーズに新たな息を吹き込む内容となっています。
ゲームの概要
本作はE3 2013の「
Nintendo Direct|Nintendo_Direct」で発表されました。HDに対応したことで、登場キャラクターであるドンキーやその仲間たちの毛並みがよりリアルに表現され、背景やカメラワークも大幅に改善されています。ゲームの操作は
Wiiリモコンや
Wii U GamePadに対応しており、前作を踏襲しつつ新たな要素を盛り込んでいます。発売される予定だった
2013年12月から
2014年2月に延期されたのは、最終調整が必要との判断によるものでした。また、
2018年5月には追加要素を加えた
Nintendo Switch版が発売されました。
ストーリー
物語は、
ドンキーコングの誕生日パーティーの最中に始まります。彼とその仲間たちは、突如として北の海から襲来したバイキング集団「ザ・スノーマッズ」によって、
ドンキーコングアイランドを氷と
雪の世界に変えられてしまいます。彼らはその島を取り戻すため、冒険を繰り広げていきます。
プレイキャラクター
プレイ人数は最大2人。1Pは
ドンキーコングまたはSwitch版でファンキーコングを、2Pはディディーコング、
ディクシーコング、クランキーコングの中から選べます。
ドンキーコングは物理的に大きなキャラクターで、バディがいないとジャンプ力に制限がありますが、水中では特定のアイテムを獲得できます。一方、ディディーコングや
ディクシーコングはそれぞれ異なる能力を持っており、特にディクシーはポニーテールを使って上昇する特徴があります。
敵キャラクター
今作には多様な敵キャラクターが登場。新たに追加された悪役「ザ・スノーマッズ」はバイキングのような姿を持つ海洋生物で、サメやアシカなどが含まれています。また、既存の敵キャラクターも復活しており、シリーズの魅力を引き立てています。
ゲームシステム
ゲームの基本システムは『
ドンキーコング リターンズ』を基盤としていますが、カメラアングルの多様化や水中ステージの登場といった新機能が加わりました。水中では酸素メーターが表示され、プレイヤーは泡を集めて酸素を回復する必要があります。このような新たな
アクションにより、プレイの幅が広がっています。加えて、各島ごとに存在するコースをクリアしていくことで、冒険が進行します。
冒険の舞台
本作では、各島に用意された多彩なステージを探索しながら、プレイヤーは敵と戦い、障害物をクリアしていきます。各島には特定のテーマがあり、氷の世界から熱帯雨林まで多彩な環境の中で冒険が楽しめます。特に、各ステージにはボス戦が待ち受けており、挑戦する意欲をかき立てる要素となっています。
音楽と開発
音楽はレア社の代表的な作曲家、デビッド・ワイズが手がけており、オリジナル要素だけでなく過去作のアレンジも含まれています。開発過程ではシリーズの核心を守りながらも、最新技術を駆使した進化を遂げています。
評価
『
ドンキーコング トロピカルフリーズ』は、ゲーム性、グラフィックス、音楽など多角的に高い評価を受けており、シリーズの中で特に人気の作品として位置づけられています。